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おち夢クリニック名古屋では、大量の排卵誘発剤、点鼻薬を用いない自然周期採卵を採用しています。 この方法は加藤レディスクリニックなどの永遠幸グループで用いられている方法でクロミッドを周期の3日目より 内服し、必要があれば少量のhMGを周期8日目より隔日100〜150単位で注射し、卵胞径が18mmになったところでスプレーを 用い(hCGの注射は使用しません)自然採卵を誘起し35〜36時間に採卵をする方法でOHSS(卵巣過剰刺激症候群)などが少なく、 良い卵が採れる方法です。
精子と卵子を直接小シャーレ内の培養液の中で受精させ、その後の様子を直接顕微鏡下で観察する方法です。受精して卵細胞の分裂が起こっていれば、それを子宮腔内に戻してやるのが基本となります。通常、初期胚(4から8分割)は採卵後2から3日で、胚盤胞移植の場合は、5日目に移植をします。体外受精の適応としては、卵管性不妊症,男性不妊症,免疫性不妊症,子宮内膜症,原因不明不妊症などがあります。当クリニックではホルモン検査の結果、子宮内膜の厚さと形状、OHSSのリスクなどを慎重に検討し、新鮮胚を移植するか、凍結をし、後日、子宮内膜をホルモン療法で作成後、凍結してある胚を融解し、移植するかを決定します。
卵細胞質の中に精子を1コ人工的に入れて授精をさせる方法です。実際には細い針のようなガラス管に精子を1コだけ吸引して卵細胞に刺し卵細胞質内に精子を注入します。
体外で受精するには350万コの運動精子が必要です。運動精子が充分に回収できない場合顕微授精の適応となります。又、充分に運動精子が回収されても受精する力が弱い場合も顕微授精が必要になります。
卵子の数が少ないからといって顕微授精をする必要はありません。なかなか妊娠に至らないという理由でも顕微授精は必要ありません。顕微授精は受精の1つの手段であって、体外受精で受精がみられるのに顕微受精をするのは無意味です。
欠点は?
細胞膜の弱い卵はガラス管を刺すことにより壊れてしまう場合があります。
おち夢クリニック名古屋では顕微授精の適応について御主人の運動精子が350万/ml以下の重症男性不妊症、前回の体外受精で受精障害の認めたものに限定し、採卵の数が少ない、とりあえずの顕微授精は行なっていません。
受精障害になるキャンセルを予防するために、当クリニックでは平成15年の不妊学会に発表した様なレスキュー ICSIを採用しています。レスキュー ICSIでは採卵後3時間の前培養後に精子と卵とをシャーレの中で約6時間培養をします。6時間後に第2極体の放出の有無を確認します。放出しているものは受精していると判断し、体外受精を続行します。第2極体が放出していない場合は受精していないと判断をし、レスキュー ICSIを行ないます。
この方法の採用により約20%ICSIを減らすことができました。
この方法の妊娠率、着床率、流産率、出生後の予後については体外受精、顕微授精と全く変わりはありませんでした。
体外受精を行ない、20時間後にICSIした場合の妊娠率が10%以下であるのと比較し、画期的な方法であるといえます。
通常のICSIでは卵子の第一極体を12時もしくは6時の位置に固定して行います。それは第一極体の傍に紡錘体(ぼうすいたい)があると考えられているからです。ところが実際には 30%の卵子で30°以上離れた場所にあると言われています。普通の顕微鏡で紡錘体を確認することは困難で、ICSIによって紡錘体を破損してしまう可能性もあります。
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| 普通の顕微鏡 | ICSI Guard |
当クリニックではより安全にICSIを行うためICSI Guardを導入致しました。ICSI Guardは顕微鏡に特殊なレンズを装着することにより簡便に紡錘体を観察できるシステムです。
紡錘体の位置を確認してICSIを行うことにより、紡錘体の破損を防ぐことができます。

又、体外受精での第二極体放出による受精の確認では第二極体の中に紡錘体が見られる時期があります。第二極体放出直後の紡錘体が消失する前と考えられます。極体中の紡錘体が確認できれば確実に第二極体と判断できます。
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受精した卵を通常より長く5から6日培養をし、着床する直前の胚盤胞まで培養をし移植する方法です。
着床率は良好胚のみを移植するわけですから非常に高くなりますが、胚が胚盤胞にならず移植がキャンセルのなる場合が初期胚より高くなります。当クリニックの胚盤胞移植の適応は、過去に2回以上初期胚移植を行ったが妊娠にいたっていない方、クラミジア抗体陽性、卵管水腫などがあり機能性の卵管障害を疑わせる場合としています。
当クリニックの適応は余剰胚のほか、着床障害を起こすことが予測できる場合に、積極的に受精卵を全胚凍結をしています。実際には、
1)卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が重症化するのを予防する目的で、採卵数10個以上の場合
2)子宮内膜が7mm以下もしくは形状が3層構造ではない場合
3)ホルモン環境が悪い場合(E2,P4が高値)の場合
4)子宮内膜と胚の同調性を高める目的で、頻回の体外受精で妊娠に至らない場合
当クリニックでは、卵胞ホルモンの貼り薬、内服薬、黄体ホルモンの坐薬、内服薬を組み合わせ、良好な厚さと形状の子宮内膜を作成後に胚を融解し移植を行っています(HR周期移植)。
良好な胚をつくり、確実な方法で凍結をし、HR周期で内膜を作成することにより妊娠率は同年齢、同グレードの新鮮胚と比べ約10%ぐらい高くなります。
凍結方法としては急速凍結法(ガラス化保存法)と緩慢凍結法がありますが、当クリニックでは急速凍結法を採用しています。加藤レディスクリニックより技術導入した方法で、受精卵,胚盤胞,未熟卵,未受精卵のすべてに凍結が可能です。当クリニックの凍結は、主に、前核期胚と胚盤胞で行います。
前核期胚で100個に2個ぐらいの卵が凍結によるダメージで移植できないことがあります。胚盤胞では状態の悪い卵ほど凍結による生存率は低くなります。生存率は良い胚で96%、悪い胚で50%ぐらいです。
しかし、胚盤胞は細胞数が多いため、一部の細胞がダメージを受けても他の細胞が元気であれば充分回復の可能性があります。
当クリニックでは、ガラス化保存法(Vitorification法)の導入により胚盤胞凍結の損傷率が非常に少なくなりました。胚盤胞まで胚を培養した場合、胚の発育は体内で培養した場合に比べスピードが遅く、子宮内膜が着床のポイントに達したときに、胚盤胞に発育してなくて、胚の状態が良いにもかかわらず、内膜と胚の同調性が悪く妊娠できない例が多々あります。そこで、当クリニックでは凍結融解胚盤胞移植とHR周期移植を併用し、子宮内膜と胚の同調性を高めることが可能となり、非常に高い、妊娠率(45から50%)を得ることができました。
当クリニックでの着床補助操作(AHA)はこれまで酸性溶液を使用して透明帯を溶かす方法を取ってきました。多くの妊娠例もあり、十分にトレーニングした培養士の操作ではありますが、万一酸性溶液が直接卵に触れると悪影響を及ぼす可能性があると言われています。
そこで今回、より安全な方法でAHAが行えるレーザー・アシステッド・ハッチング機器を導入いたしました。これは極微量のダイオード・レーザーを使い卵の透明帯を削り薄くします。一部に穴を開けることも可能です。操作も簡便なので卵に負担をかけることもなく安全且つ正確な方法です。
![]() 初期胚 |
![]() 胚盤胞 |
| 透明帯を薄く削り 一部に穴を開けます |
レーザーで透明帯をカットして 完全に脱出させます |